プロに習える和太鼓教室。ライターが無料体験レッスンに行ってみた。
投稿者 :Natsu
日本に古来から伝わり、昔からお囃子や祭礼には欠かせない太鼓。種類はさまざまありますが、日本独自の太鼓の総称として「和太鼓」と呼ばれます。種類により音色は異なりますが、ドンっという大きな音でさえも心地よさを感じるでしょう。
上手に太鼓を打つには練習が必要ですが、バチで打つだけで音が出るという、気軽さが魅力でもあります。
近年習い事としても注目され、特に女性を中心に人気を集めています。太鼓は楽器でありながら、打つことで爽快さとエクササイズ効果も得られるのが、その人気の理由。レッスンに通い続けるうちにダイエット効果があったとう人も!?
そこで今回は、EYS音楽教室銀座校で、和太鼓の体験レッスンをライター自ら受けてみました!
【キャンペーン中】今なら楽器プレゼント!和太鼓習うならEYS音楽教室
もくじ
張り切ってレッスンを受けにきたものの、久しく運動らしい運動はしていないライターN。ちょっとドキドキしています。向かったのは、EYS音楽教室の銀座校。
今回教えてくださるのは、高橋直也講師です。
まずは簡単に、今回の講師のプロフィールをご紹介。
高橋直也(たかはし なおや)
東京は墨田区・本所生まれ。9歳の頃から地元で和太鼓を習い始め、学生時代より子供たちに和太鼓を教え始める。 弦楽四重奏、ドラム、ボイスパーカッション、サロードや、タップダンス等様々な音楽や芸術とセッションの経験を持つ。現在はプレイヤーとしての活動のほか、東京と千葉の各地で和太鼓のレッスンを受け持っている。
早速、先生に教えていただきましょう。
「今日はよろしくお願いします!」
「はい、よろしくお願いします!」
使用するのは、宮太鼓とも呼ばれる胴の方が鼓面の直径よりも長い長胴太鼓。ざっくりと太鼓のつくりを説明すると、ケヤキやマツなどの原木を輪切りにして中をくりぬき、上面には牛革を貼って鋲で留めています。
バチも太鼓も貸し出しなので、自身で持っていくものはありません。
太鼓全身を使って打つので、足で上半身を支える必要があります。ですので、足元ははだし。洋服は必ずしも着替える必要はありませんが、スカートではなくパンツスタイル。しかも、生地にストレッチがきいた素材の洋服がよさそうです。
さて、レッスンを始める前に簡単にストレッチ。特に腕を使うので肩甲骨を中心によくほぐしてからレッスン開始です。
まずは、バチの持ち方を教わります。
色々な持ち方がありますが、今回教えてもらったのはバチの下を指の太さ2本分空け、親指と人差し指でバチを握る方法です。その他の3本は軽くバチに添えるだけの状態です。
5本の指でぎゅっと握るのではないのですね…(汗)。よくよく考えれば、全ての指で握り続けるのは、すごく疲れるかも…。
そして立ち方です。腰をしっかりと落としておへその少し下「丹田」が太鼓の脇にある鋲(びょう)の位置にくるように。腰を落とすのと同時に足を広げて上半身を支えます。
意外と足を広げるのですね。太鼓との距離はの測り方は、太鼓にバチを下ろしたときに、鼓面の中心にバチが当たるぐらいの位置がベストです。
バチを持ち、正しい姿勢で立てたら、次なるはバチの打ち方。速いスピードで打つ時などを除き、打ち終わった手は耳の脇にくるまですっと縦に伸ばします。その際、手だけではなくバチも天に向かって伸ばすのですが、これが意外と難しい。
腕を伸ばすことを意識するとバチが曲がり、バチをまっすぐにしようと思うと、腕が曲がるという…。隣の高橋講師の姿勢の良さがかっこよくて、ほれぼれした次の瞬間、鏡に映る自分に気付き、げんなりするという…。
そしてやっと、太鼓を打つ練習に移ります。
まずは交互にゆっくりと打っていきます。
どんっっ!
誰でも音が出せるものだとは知りつつも、初めて大きな太鼓を打って音が出たので、単純ながらに興奮するワタシ。
(太鼓の音って、いいなぁーーー!)
でも単純な動作で、かつ音も出るのですが、高橋講師とくらべるとなんだか音が頼りない、そして姿勢が不安定、手も美しく伸びていない。脳内では迫力のある音を出したいと思って打つのですが、実際はその真逆です…。
太鼓は音だけではなく、パフォーマンスも含めて魅せる楽器なのだということを感じます。でも、美しい立ち姿で思うように太鼓を打てると、なんともいえない高揚感を味わえそうです。
そして講師の口唱和(※ドンドンカカッといった、リズムを言葉で表現すること)に合わせて打つ練習です。
「はいーっ、いきますよー!ドン ドン ドン ドン…」
高橋講師のパワフルな声に押されて、私もテンションが上がりっぱなしです。
最初のゆっくりとしたスピードで打てるようになると、スピードを速めて。
ある程度打てるようになると、2分間4拍子で打ち続ける練習です。
ドン ドン ドン ドン…
最初の頃は軽快に打てるものの、徐々に手に力が入らなくなります。笑顔だったところから、苦悶の表情に。カメラマンのSさんからは「笑顔で!」と言われますが、そんな難しいことできません(笑)。
リズム感はあると自負していたものの、後半になると4拍子にさえ遅れる始末。これは日ごろの運動不足が原因でしょうか。たった2分太鼓を打ち続けるだけで、いい運動だと感じます。
さらには、できる限り速いスピードで10秒打ち続けます。
ドドドドドドドドドドドドドドドド…!!
「はいーっ、まだまだーーっ!」
高橋講師から気合の掛け声がかかります。
たった10秒をこれほどまでに長く感じたのは初めての経験です。10秒で息があがるわたし、、、なんともお恥ずかしい。
これまで、太鼓の打ち方の基礎を教えていただきました。
「太鼓のパフォーマンスにもいろいろあって、曲に合わせる曲打ち、複数の人と太鼓だけでリズムを刻む組み打ちなどがあります。今日は最後に、簡単な組み打ちをやってみましょう」と、高橋講師。
今回は4つのパターンのリズムを組み合わせます。最初は口唱和に合わせて練習です。
ドン ウン ドン ウン ドンドンドンドン…
これはとりあえずいけます。続いては…
ウン ドン ウン ドン ドンドンドン
太鼓を打っているうちに、脳内からアドレナリンでも出ているのでしょうか。とても簡単なリズムなのに、「音を合わせる」ということが、異常に楽しい!
ドンドン ドドドン
ドンドン ドドドン…
組み合わせる4つのパターンの最後は、リズムは同じで叩く場所を一人が鼓面、もう一人が太鼓の側面という打つ場所を変える方法です。
鼓面からは「ドンドン」、側面からは「カッカッ」という二種類の音が組み合わせると、単純ながらそれだけでちょっとレベルアップしたような気持ちになります。
大人になると、どうしても脳で考えながら演奏してしまいがちですが、できるだけ深く考えずにリズムにのり、身体全体で打つことに重きを置くと、なんともいえない心地よさが訪れます。
組み打ちでは4つのリズムパターンを組み合わせて打ち、最後に「やーーっ」と掛け声で締め。
自分の太鼓を打つ様は棚に上げ、たった数分の組み打ちながら、最後に「やーっ!」と大きな声を出すと、なんともいえない高揚感に包まれました。じつは、太鼓を打つ自分に酔って悦に入っていたことを白状しておきます(笑)。
いやーーこれは楽しい!
適度な運動量で体が喜んでいることもありますが、無心で太鼓を打つことは、ものすごくストレス発散になりました。腕以外は動かしている意識はなかったものの、全身にほどよい疲労感。うっすら汗までかいてスッキリ爽快です。
もっと思うように打てるようになると、さらに楽しくなるのでしょう。こうして和太鼓のトリコになっていくのでしょうね。
ここまでのレッスンで約30分。最後に、EYS音楽教室のシステムなどの説明を聞いて終了です。
ちなみに、太鼓を習いに来てくれる会員さんに、どんな風になってもらうことを目標としているのかを聞いてみました。
「和太鼓を習いに来てくださる方の目的はそれぞれですが、せっかく日本の伝統的な楽器を習っているのだから、もしどこかのお祭りに行った時に自由に打っていい太鼓があったら、そこでスマートに太鼓を打つことができるようになってほしいなと思っています。そして和楽器ですが、どんな西洋楽器とセッションだってできるので、その方なりの太鼓の楽しみ方をしてほしいですね。」
とのこと。ちなみに約3か月レッスンを受けると、ほとんどの和太鼓のリズムを打てるようになり、1年も通うと周りから「すごい!」と言ってもらえるぐらいのレベルにまでなれるとか。
何年も習わないと、思うような音が出せない楽器と比べると、上達のスピードが速いことが分かります。結果が出やすい習い事は、満足度も高いかもしれませんね。
高橋講師、今日はありがとうございました!
リズムにのせて無心で太鼓を打つ。無心になって太鼓を打つのは、リフレッシュになり、何よりも健康的なストレス発散!仕事帰りに和太鼓レッスンに通うのもおすすめです。
ちなみに筆者は寝つきが悪い方なのですが、レッスンを受けた日はすぐに眠ることができたのは偶然でしょうか? そして翌日は二の腕や肩回りが軽い筋肉痛に。和太鼓を習い続けたら、二の腕も引き締まりそうな感じがしました。
楽しくレッスンに通ううちに、気持ちスッキリ、身体も心なしかスリムに!?なんていうことも期待できそうです。まずは、和太鼓の無料体験レッスンに行って、その楽しさを確かめてみませんか?
【キャンペーン中】今なら楽器プレゼント!和太鼓習うならEYS音楽教室
撮影/島村 緑
他の楽器にも興味があるという方は、ぜひ以下の体験レッスンの記事も併せて参考してみてください。EYS音楽教室の雰囲気がよくわかると思いますよ♪