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JUL,2017
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【ギター初心者必読】最初に覚えるべき「ギターの種類と特徴」

# 楽器

投稿者 :高橋一磨

「ギターをやってみたいけど、どれを買えば良いのかわからない……」という初心者の方も多いのでは? これからギターを始める方は、代表的なギターの種類と、その特徴を学ぶことからチャレンジしてみましょう!

■3種類のギターを知ることから始めよう

ギター 選び方


世の中に存在するギターは大きく分けて3種類。「アコースティックギター」「クラシックギター」、そして「エレキギター」です。

弾き語りやソロギター(一人で演奏すること)を演奏したい人はアコースティックギターまたはクラシックギターを、バンド演奏を楽しみたい人はエレキギターを選ぶのが定番ですが、まずは各ギターの見た目と音色の特徴、適している音楽ジャンルについてみていきましょう。

■アコースティックギターの特徴

アコギ 選び方

アコギ」の略称で親しまれているアコースティックギター。ポップスを中心に、様々な音楽ジャンルに適しているオールラウンドなギターです。ベーシックなアコースティックギターのほか、エレキギター用のパーツを搭載し、アンプを通して大音量を得ることができる「エレアコ」と呼ばれるタイプも存在します。

一般的に、アコースティックギターに用いられるギター弦は「スチール弦」です。文字通りスチールという金属物質を素材とした弦なのですが、とても明るく、キラキラとした音色を奏でることが可能。優しく鳴らせば美しい音色に、強く鳴らせば“ジャキッ”としたエッジの効いた音色に変化します。

もちろん奏法によっても音色は変わります。アコースティックギターには「フィンガーピッキング(指弾き)」あるいは「ピック弾き」といった2種類の奏法が存在しますが、一人でメロディと伴奏を演奏する「ソロギター(独奏)」を楽しみたいならフィンガーピッキングが、ジャキジャキと演奏しながら歌う「弾き語り」を楽しむならピック弾きが良いでしょう。

基本的に一人で演奏するシチュエーションが多いギターなので、「とにかくギターに触れてみたい!」というギター初心者の方や、「バンドではなくソロで楽しみたい」という方にオススメです。

■クラシックギターの特徴

クラシックギター 種類

クラシックギターは文字通り、「クラシックを演奏するためのギター」です。とはいえ、ポップスやロックなどのジャンルで使用するギタリストも多く、ボサノバではクラシックギターを用いるのが定番となっているので一概には言えません。

クラシックギターはアコースティックギターと瓜二つの見た目をしているため、「同じギターだと思ってた!」と、混同している初心者の方も少なくありません。確かに良く似ているのですが、細かい構造の部分や、使用する弦の材質に大きな違いがあるので覚えておきましょう。

まず第一に、クラシックギターに用いられる弦は「ナイロン弦」です。“ピンッ!”と張り付けられたアコースティックギターのスチール弦とは異なり、少しばかりの“緩み”があって、“ポロン……ポロン……”という柔らかく優しい音色が特徴となります。また、弦の固定方式や、ギターヘッド(ギターの先端部分)の構造もアコースティックギターと違います。

クラシックギターはピックを使わず、フィンガーピッキングで演奏するのが基本。ソロギター(独奏)を演奏するために用いられるのが一般的で、バンド演奏や弾き方を楽しみたいなら、アコースティックギターやエレキギターを選んだ方が良いでしょう。

アコースティックギターのさらに詳しい違いは、下記記事もご参考ください。
アコギとクラシックギター、どう違う?初心者におすすめは?見た目や音の特徴比較

■エレキギターの特徴

エレキギター 種類

エレキギターエレクトリック・ギター)は木製のボディ(ギターの胴体部分)に「ピックアップ」と呼ばれるパーツを取り付けたもの。弦の振動をピックアップが拾い、電気的に音を増幅させ、ギターアンプから大音量で出力させるギターです。そのまま鳴らすと非常に音量が小さいため、ギターアンプとセットで使用するのが前提の楽器と言えます。

文章だけで見ると何やら難しい仕組みの楽器に思えますが、実際はとてもシンプル。どのように音がアンプから出力されるのか、改めて流れを見ていきましょう。

1. 弦の振動をピックアップが拾う

ギター アンプ

エレキギターには「ブロンズ」や「ニッケル」、「ステンレス」といった金属製の弦を用いるのが一般的。上述にもあるように、エレキギターの生音(そのまま弾いた音)はとても小さいので、ボディに搭載されたピックアップというパーツが弦の振動を拾い、その信号を増幅させます。

2. シールドケーブル通ってギターアンプへ

ギター アンプ 種類

エレキギターとギターアンプを接続するためには「シールドケーブル」が必要です。ギター本体のジャック(ケーブルを挿すところ)とギターアンプのジャックをシールドで繋ぎ、ピックアップによって増幅された信号をアンプに送ります。エレキギター→シールドケーブル→ギターアンプという流れです。

3. ギターアンプがさらに信号を増幅させる

ギター 初心者

信号を受け取ったギターアンプは、その信号をさらに増幅させ、本体のスピーカーを通して音を出力します。ギターアンプには音量を変化させる「Volume」や、音を歪ませる(ひずませる)「Gain」と呼ばれるツマミが搭載されており、これらを操作して自分好みのサウンドに仕上げていきます。この作業を“音作り”と呼びます。

エレキギター最大の特徴は、クリーンなギターの音色を、荒々しいサウンドに歪ませられること。“ジャーン!”というロックなサウンドに憧れ、エレキギターを始める人も多いはずです。音を歪ませる方法は様々ありますが、アンプ側でGainツマミをいじるほか、ここでは深く触れませんが、「エフェクター」を使うという手もあるので覚えておきましょう。

ロックやポップス、ヘヴィメタルからバラード、ジャズまで、多種多様の音楽ジャンルに使われているエレキギター。バンド演奏が醍醐味の楽器ですから、「これからバンドを組みたい!」という方や、「ロックやメタルを演奏したい!」という初心者の方は、エレキギターを選んでおけば間違いないでしょう。

■それでもギター選びに迷った時は……

ギター選び

ギターの種類や適している音楽ジャンルがわかっても、どれを手に取れば良いのか決められない初心者の方も多いはず。その解決方法は至ってシンプルで、「ギターを始めようと思ったきっかけ」「憧れのミュージシャン」を思い出してみましょう。

例えば、有名ロックミュージシャンに憧れてギターを始めたいと思ったのなら、間違いなくエレキギターが最適です。弾き語りメインのシンガーソングライターに影響を受けたなら、アコースティックギターが良いでしょう。

これは他の楽器にも言えることですが、楽器を始めたいという想いは、必ず何かしら・誰かしらの影響を受け、それがきっかけとなっているもの。ギター選びに迷った時は、演奏したいジャンルやプレイスタイルはもちろん、「誰の背中を追いたいのか?」ということを考えれば、迷わず決められるはずです。

■今回のまとめ

最後に、お気に入りの1本を手に入れたら、毎日コツコツと練習してみましょう。独学も良いですが、とにかく早く上達したい方は音楽教室に通い、プロに教わるのがオススメ。わからないことは講師に質問し、プロの技術をマンツーマンで学んでみましょう。

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ラーメンと牛丼ばかり食べてるライターと一眼エンジョイ勢。Twitter→@a_posh_man