ギターは弦楽器の中でも、特に両手の指を使う楽器です。右手指でピッキングすることはもちろんですが、左手の場合は6本の弦を5本の指で押さえないといけません。コードチェンジがスムーズにいかないとお悩みの方も多いようです。右手指がうまく動かないという悩みを抱える方もいるでしょう。
ということで、今回は「指をスムーズに動かすための練習」について、プロのギタリストでありEYS音楽教室で講師も務める川上宗之さんにお話をお聞きしました。
本題に入る前に、まずは先生のプロフィールのご紹介を。
川上宗之(かわかみ むねゆき)
音楽学校メーザー・ハウス卒業。 井上博氏、西山毅氏、矢堀孝一氏に師事。在学中より、HOUND DOGドラマー橋本氏率いるBSBのツアーサポートギタリストとして活動を開始する。 その後自身のバンドSwimmyを立ち上げ動画配信を開始したことにより海外での評価を得る。 それが元になりDream Theater、Angra来日の際に行動を共にし活動の幅を広げる。 ライブサポート、音源制作、レコーディングをこなしながらも、Marc Papeghinによる全国籍総勢30名以上の動画プロジェクトにも参加。 現在サポート、制作などの活動をしつつ講師としても活動中。
では早速。川上先生、よろしくお願いします!
]よくぞ聞いてくれました。運指運動が趣味の川上です(キッパリ)
趣味って(笑)。気を取り直し…ギターは弦楽器ですし、そのなかでも特に指を動かすことが多い楽器です。指がうまく動かないとお悩みの方が多いようなので、アドバイスをお願いします。
そうですね。私が受け持つ生徒さんにも、同様の悩みを抱える方は多いですよ。指は片手に五本ありますが、特に物をつかむときなどは親指、人差し指、中指ばかり使っていて、薬指や小指はあまり使っていないんですね。だからか、特に薬指と小指周りの筋肉が弱い人が多いですね。
確かに、お箸を使うときも、薬指と小指は添えているだけの存在です。その二本は怠けちゃってるんですね。だから、脳みそから「薬指と小指も動かすんだ」ときちんと指令を送ってあげないといけないという感じでしょうか。
そもそも、人間の脳細胞は単純に「指を動かす」という大枠の指令しか出すことができず、親指、人差し指…といったように5本別々に動かすという指令を出すようにはできていないと言われています。だから「薬指を動かしたい!」といった指令を出そうとすると脳が混乱する、と。
ほぉ。脳に無理をさせてしまうんですね。では、それぞれの指をうまく動かそうとするのは、そもそも難しいと…。
でも、練習を続けることで指がよく動くようになりますよ。テレビ見ながらでもできる、時間がない人にもぴったりな方法をご紹介します。まずはこちら。言葉で説明するより、動画をご覧ください。3分、いや1分もあればできますので!
一緒にやってみますが……えーーっと、指がもたついて酩酊状態です。
こちらもおすすめです。
(ええーーっと。。運動神経はいい方なんですが、指は全然だめのようです)
………。
(でも、続けていると、なんだか指が動くようになってきました!)
最初はもたもたしていた指が、たかが数分でも続けると少し動くようになってきた感じがします! スムーズにできるようになると、ギターを弾かずとも脳が活性化されそうですね(笑)。
もちろん、この運指運動をやったからといって、必ずギターが上達するというわけではありません。ただ、自分自身の指を制御することは、全ての演奏においてプラスになりますので是非やってみてください!続けるうちに、なんとなくコードが押さえやすくなった、ピッキングがスムーズになったと感じるようになると思いますよ。
「ながら」で実践できる簡単さ、場所もお金もかからないときたら、まずは真似してやってみるのはいかがでしょう? それでもギターの技術にお悩みの際は、川上先生にも教えてもらえる音楽レッスンにお越しください♪
●あわせて読みたいギター記事
・【ギター初心者必読】エレキギターの大定番! ストラトキャスターとレスポールの特徴と違い
・ 目指せハナレグミ!憧れの“ギター弾き語り”ミュージシャンが教える上達のコツ
【キャンペーン中】今なら楽器プレゼント!ギター習うならEYS音楽教室
ギター初心者の方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
【初心者必読】ギターを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】