28
AUG,2017
AUG,2017

エレキベースが主役!?ボーカル並みの存在感を放つド派手なベーシスト(海外編)

# 音楽ーアーティスト

投稿者 :しも

バンドの中でベースといえば、縁の下の力持ち。

主役のボーカルや目立ちたがり屋(?)のギタリストを、後ろで寡黙に支えるイメージですが、中にはそんなベースのイメージを覆す、ド派手なベーシストもいます。

今回は、以前紹介した国内のベーシストに続いて、海外の超絶技巧を持つベーシスト5人を紹介します。

マーカス・ミラー(Marcus Miller)

まず最初に紹介するのが、アメリカ出身のMarcus Miller(マーカス・ミラー)

ジャズ・フュージョン界の第一線で活躍し、日本でも人気の高いベーシストです。

プレイスタイルの基本は、スラップ奏法。

フェンダーのジャズベースを使ったソリッドかつ潤いを感じる音質と、派手でありながらブラックミュージック特有のタメが効いた、セクシーなプレイが特徴です。

2016年に行われたBlue Note JAZZ FESTIVAL in Japanでは、MISIAとも共演。

指弾きでもその存在感は健在です。

そして、曲の中盤のソロではもちろんスラップを披露しています!

ビリー・シーン(Billy Sheehan)

次に紹介するのは、アメリカのハードロックバンド、Mr.Bigのベーシスト、Billy Sheehan(ビリー・シーン)です。

ハードロック界で超絶ベーシストというと、だいたい話題に上がるひとりではないでしょうか。

この細か過ぎるフレーズ、何をやっているのか映像で見ても意味不明(笑)。それぐらい超越しています。

特にすごいのは、その右手です。

通常、指弾きといえば人差し指と中指の2本を使いますが、ビリー・シーンは人差し指・中指・薬指の3本を使う「3フィンガー」という珍しいスタイル。

これにより、驚きのスピードを実現しています。

そんなビリー・シーンはB’zとも共演し、やはり曲の中盤ではその超絶高速プレイを披露しています。

https://twitter.com/i/status/883885176324988929

リチャード・ボナ(Richard Bona)

続いて紹介するのは、西アフリカ・カメルーン出身のジャズ・フュージョンベーシスト、Richard Bona(リチャード・ボナ)

この人は…まあとにかくすごくて、筆者も来日公演には何度もお邪魔しています。

まずは、こちらの動画をご覧いただきましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=Uu-bjr1leM4

超絶のベースフレーズと歌が完璧にユニゾンしています!

ベーシストとしての卓越した技術はもちろんのこと、歌声も魅力的です。

アフリカ生まれの圧倒的なグルーヴと、情熱的なアフロ・キューバン・ サウンドは今の季節にもピッタリ。

ただテクニックに走るのではなく、グルーヴ至上主義なところが堪りません。

弾むリズムは、今にも踊り出したくなりますね♪

ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)

続いては、1987年に他界した伝説のベーシスト、Jaco Pastorius(ジャコ・パストリアス)

実は先ほど紹介したリチャード・ボナも、ジャコから大きな影響を受けていると公言しています。

ジャコの代名詞といえば、フレットレスのフェンダー・ジャズベース。

フレットがないので、ヴァイオリンのように繊細なピッチコンロールによる豊かな表現が可能です。

粒立ちがよくて小気味良い音は、リズムを支える存在にもなれる一方、ソロでもグッと前に出ます。

高速な指弾きで紡がれる複雑なメロディーは、多くのアーティストの憬れでもあります。

ベースを構える姿やファッションスタイルもクールで、“ベース界のジミ・ヘンドリックス”ともいわれる、世界的なアーティストです。

フリー(Flea)

最後に紹介するのは、アメリカの超人気ロックバンド、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のベーシスト、Flea(フリー)です。

フリーの魅力は、その名の通り、とにかく形にとらわれず、「フリー」=「自由」なところ!(スペルは違いますが。)

首がもげそうなほど頭を振ったり、妙なステップを踏んだり、歳を重ねても衰えることなく、本能に任せて全力で音楽を楽しむステージを見ていると、筆者はいつも「芸術は爆発だ」という岡本太郎の言葉を思い出します!

演奏は荒々しくもタイトで、ベースの音質も指のタッチがそのまま出る“逃げも隠れもできない”音。

ロック好きだけでなく、幅広いジャンルのアーティストやリスナーからリスペクトされ、そして愛されるベーシストです。

いかがだったでしょうか?

「ベースは地味な楽器」そんなイメージがガラリと変わったのではないでしょうか。 これからベースを始めようと思った方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
【初心者必読】ベースを始める前に読んでおきたい、意外と知らない基礎知識

ド派手なベーシストで、ベースの格好良さを知ってもらえたら、スタンダードなベースの魅力もわかるはず。 ということで、次回は縁の下でバンドを支えながら存在感を放つ、シブさがたまらないベーシストを紹介します!

【PR】いまなら入会金50%OFF!ベースを習うならEYS音楽教室 [期間限定キャンペーン開催中]

ベースを習うならEYS音楽教室

バンドのサウンドを支える低く太い音が魅力のベース。EYS音楽教室のベースコースは、オールフリー制度や無料補講サービスにより「好きな曜日」に、「好きなスタジオ」で、「お気に入りの講師」を自由に選べるので、会社帰りや買い物のついでなど、自分のライフスタイルに合わせてレッスンが受けられます。音楽教室業界に改革を起こすEYS音楽教室で“Enjoy Your Sound”を実現してみませんか?まずは気軽に無料体験レッスンから。

★ど派手な日本人ベーシスト記事はコチラ

プロに習うと上達が早い!
EYS音楽教室 エレキベースコース

おすすめ記事

この記事をシェアしよう!
MUSIC LESSON LAB
投稿者
1984年生まれのフリーライター。 信州安曇野出身・東京多摩地区在住。 レゲエユニット「KaRaLi(カラリ)」でミュージシャンとしても活動中。