“ロックの全盛期”とも呼ばれている1970年代。かの有名な“エレキギターの神様”、「ジミ・ヘンドリックス」をはじめ、後生に多大な影響を与える偉大なギタリストたちが活躍した時代です。
今回は、そんな伝説的ロックギタリストたちのプロフィールや代表曲、プレイスタイルについてご紹介。ギター初心者の方々は、彼等がなぜ世界に受け入れられ、一種の伝説として語り継がれているのか考えながら、読み進めていきましょう!
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もくじ
現在も“エレキギターの神様”と語り継がれているギタリスト、「ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)」。彼はロックミュージックにおけるパイオニアのひとりで、世界中のギタリストに多大な影響を与えました。ロックという音楽ジャンルのルーツを辿っていけば、必ずといっていいほど、「ジミ・ヘンドリックス」にたどり着きます。
彼のギタープレイついてですが、“ジミヘンコード”と称された独特のコードや、ワウペダルの使用、ギターの音作り、コードを分解して弾くバッキングなど、当時では考えられない奏法やフレーズを生み出しました。そのプレイスタイルの根幹にはブルースやR&Bがあり、これにジャズで使用されるコードやスケールを加えた独特なもの。これまでの常識を覆した彼のギタープレイは、“天才的“と賞賛されたのです。
「ブライアン・メイ(Brian May)」は、1970年後半にイギリスでロックの頂点に輝いたバンド「Queen』のギタリスト。同バンドは1973年にデビューし、祖国イギリスをはじめとして、アメリカや日本など、世界中にその名を轟かせます。2001年に“ロックの殿堂入り”を果たし、これまでリリースしたシングルやアルバムの認定セールスは、世界第5位となる3億枚を突破。「世界で最も売れたアーティスト」にも名を連ねています。
ブライアンは自作ギター、「レッド・スペシャル」を愛用するギタリストとして有名。唯一無二の甘く枯れたトーンが特徴的で、「レッド・スペシャル」のサウンドをオーバーダビングしてつくる「ギター・オーケストレーション」という奏法を考案します。エレキギターを用いながら、シンセサイザーの音と間違われるような、重厚かつ独特なトーンを創り上げることに成功したのです。
また、彼はピックの代わりに“イギリス・6ペンス硬貨”や“オーストラリア・5セント硬貨”を使用していたのは有名な話。硬貨を使うことで、にエッジを立たせたハイ上がりのファズ系音質に仕上げていたようです。
イングランド出身、“世界三大ロック・ギタリスト”と評される偉大なプレイヤーのひとり、「エリック・クラプトン(Eric Clapton)」。彼はギタリストでありながらシンガーソングライターとしても評価されており、歌唱力、作詞・作曲能力もズバ抜けています。1960年代から現在に至るまで、長きに渡り活動を続けているアーティストです。
「エリック・クラプトン」のギタープレイに関しては、基本的にブルースの影響を強く受けているため、“スローハンド”というニックネームがつくほど“チョーキング”を多用します。また、クラプトンは主に「フェンダー」製の「ストラトキャスター」を愛用していますが、フィンガービブラートを主体にしているので、トレモロ・アームは使いません。チョーキング一発で多くの観客を魅了する、ブルース・ロックの代表的なギタリストです。
1990年代に一世を風靡したワシントン州シアトルのグランジバンド、「ニルヴァーナ(Nirvana)」。そのギターボーカルを務めた「カート・コバーン(Kurt Cobain)」もやはり、後生のギタリストたちに多大な影響を与えた人物のひとりです。
「ニルヴァーナ」は1991年にアルバム『ネヴァーマインド』(Nevermind)をリリース。「グランジ(意味:汚れた、薄汚いなど)」という新しいロック・ジャンルを興します。
このアルバムに関して、当時はとても衝撃的だったようで、80年代に人気を博していたヘヴィメタルブームを打ち消し、一夜にして「グランジ」が新たなアメリカ音楽業界のメインストリームとなりました。
ギターボーカルということもあり、複雑なテクニックを一切使用しません。しかし、独特のアルペジオやギタートーン、ギターソロにおける轟音のフィードバック奏法は、ほかのギタリストたちと一線を画していたようです。加えて彼は、わざとギターのチューニングをずらすことによって、調性を無視したコード・ワークを弾き、独自の世界観を創りあげていました。
元「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)」のギタリスト、「ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)」は「現代の三大ギタリスト」のひとりに選ばれた実力者。ギタリストだけでなく、シンガーソングライターとしても高く評価されています。
活動初期はハードロック・スタイルで演奏していたものの、同バンドのアルバム「Blood Sugar Sex Magic」以降はカッティングを多用してファンキーなギタープレイを展開するようになりました。
後にリリースされたアルバム『Californication』以降は、枯れたトーンで哀愁を漂わせるギタープレイが主軸となり、年齢を重ねていくにつれてシンプルなプレイに変化していきます。彼のコードプレイは時に美しく、時に激しく奏でることがあり、そのセンスは天才的だと言わざるを得ません。
2007年に発売された「ローリング・ストーン誌」で「現代の三大ギタリスト」に選ばれ、上記で紹介した「エリック・クラプトン」との共演も果たした「ジョン・クレイトン・メイヤー(John Clayton Mayer)」。
彼の才能はギター技術だけに止まらず、作詞作曲のセンスや、歌唱力、甘いルックス、ライブのMC力など、どれをとっても超一流のクオリティを発揮しています。
彼のプレイスタイルは、上述で触れた「ジミ・ヘンドリックス」や「スティーヴィー・レイ・ヴォーン」の影響を強く受けている印象。名だたるギタリストたちのプレイをベースに、自身のオリジナル要素を加え、現代風に進化させています。
ロック好きな日本人の中で、彼の名を知らない人はいないでしょう。「布袋寅泰」さんはロックバンド「BOØWY」でギタリストとしてデビューし、バンド解散後は「COMPLEX」という音楽ユニットでの活動やソロ活動、他ミュージシャンへの楽曲提供など幅広く展開。世界では『HOTEI』名義で、イギリスや、ドイツなどの欧州地方でも活躍しています。
彼の音楽的ルーツは「デヴィッド・ボウイ」や「T-REX」など、基本的にUKロックに根ざしたものが多いです。また、ブラックミュージック系のギタリストを好んでコピーしていたので、ファンクへの拘りも強いとのこと。それは自身を「ビート・ギタリスト」と語るほどです。
布袋さんのギタープレイはこの曲のように、独特のカッティングを主体としていることが多いです。また、バッキングのプレイ時にはブリッジミュートを多用してリズムを際立たせるプレイも彼の特徴として挙げられます。実際、様々なギタリストから「布袋のギターはコンピューターのように正確だ」と評価されているようです。
いかがでしたでしょうか。自身が敬愛するギタリストのライブ映像や曲をコピーするのが上達への近道。彼等の生い立ちを知りつつ、ギターテクニックやエフェクターの使い方、アンプセッティングを学んでみてください!
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